MacBook Airのフルモデルチェンジ、第四世代11,13インチモデルが発表されましたね。
今回も前日当日にはほぼ確定の情報が出ていたので、早寝して2時に起き、AppleのStreamingを見ていました。(話がそれますが、なんか毎回画質や音質が向上していきますねアレ。)
毎度のことですが、Airの発表を見て、現物も軽くチェックしてきましたので早いうちに感想を書き残しておきたいと思います。
先に立ち位置を明確にしましょう。
- 自宅
- iPhone4 32GB
- 常時携行。メディアプレーヤーやBT Modemとしても使用(別にモバイルルーターもあり)
- MacBook Air 初代 1.6GHz,HDD (Early 2008)
- 旧メインマシン
- 屋内移動~電車移動での旅行位まで使用のサブマシン扱い
- MacBook Pro 17inch Core2Duo 2.66GHz (Early 2009)
- 現メインマシン
- 有線を各種つないでほぼ固定使用
- クルマ移動以上で数日旅行の場合は携行
- その他Windowsがハイパワーデスクトップとコンバーチブル一台ずつ
- iPhone4 32GB
- 仕事用
- MacBook 13inch Alminum 2.4GHz(Late 2008) 会社支給
- 持ち出し多し
- 以前は初代Air1.6HDDでしたが、プレゼン作成やVMware Fusionをたまに使うこともありマシンパワー不足、バッテリー稼働時間不足、HDD空き容量不足とつらくなってきたため今夏MBに更新されました
- 重い。持ち運ぶには重すぎる。
- iPadについての考え
- Macの代わりにもiPhone4の代わりにもならない
- iPadの画面サイズからくる独自UIのアプリは魅力。さらに増えて欲しい
- 独自コンテンツ(電子ブックなど)が普及すれば是非欲しい
- 常に持ち歩くのはiPhone4の方がいい
- 家でMacの前に座っていない時に使うモノなので、余り長時間は使わない
- ハードウェアキーボードとセットで使うくらいならAirで
- 中古でいいので半値くらいになったら買いたい
- やっぱりiPhone/iPadでできない、やらない方がいいことは沢山ある
とまあ、一時期は家と会社で2台の初代Airをメインマシンとして使っていたくらいにはAirファンだったりしますが、旧デザインのAirについてはこのような見方をしています。
- 初代発表の時点では、MacBook/Proと較べ若干は性能が低かったもののMacBookを妥協せず持ち歩くために画面は広く、キーボードも大きく、かばんに入れやすくするために薄くする。必要最小限にしぼりこむという多少高価になっても実現させる明確なコンセプトを持っていたので、強烈な印象を与えた
- アルミユニボディ、マルチタッチ、ワイヤレス化、超寿命バッテリ一体型、LEDバックライトなど、先行技術試験機としての色合いが非常に強い
- 2代目、3代目はまったく時代の変化に追いつけなかった
- 特に3代目は発熱のトラブルがひどかった
- ヒンジ破損や負荷時の片Core落ちなど、理想に追いつかない現実があった
でも、初代は名マシンです
そろそろ本題に戻り、フルモデルチェンジしたAirについて、現物を見た感想です
- 良い点
- 薄い/小さい/軽い
- 安い
- メインメモリの4GB対応
- USBがMacBookPro同等の2つに増えた
- リカバリメディアがUSBになった(+Mac App StoreでアプリもDL前提になった)
- ステレオスピーカー
- 13インチモデル
- SDに対応した
- 256GB SSDに対応した
- 稼働時間が改善された
- 高解像度化
- 気になった点
- 11インチモデルではCPUの明らかなパワー不足(Core2Duoでは過去モデルで最低)
- 結局これはCPU以外の部分で補って、純粋にCPUをフル回転させる作業をしない限りは問題ないということになりましたね
- 13インチモデルのCPUについては、旧モデルと変わらず発熱に懸念がある。レポート待ち
- 問題ないようです
- ポート配置が使いにくい。左に電源とUSB,右にDisplayとUSBとなっているが、これだとかなり机上スペースを占有するため左に電源とDisplay、右にUSB2つの方がよかったのではないか。リッドクローズドで外部モニタを使う用途は考えていなさそう
- キーボードがバックライトに対応していない
- キーボード最上段が小さく、配列がよくない。質感も悪い
- 液晶が16:9対応になったため、11インチモデルでは縦解像度が低下
- 赤外線のAppleRemoteに対応しなくなった。RemoteApp対応のみ
- 薄くするためのパッケージングはあるが本当の意味で次世代の技術の採用はないと思われる
- 全体の印象としてコストダウン感が漂う
- 11インチモデルではCPUの明らかなパワー不足(Core2Duoでは過去モデルで最低)
自分で買うならという視点で見た場合は
仕事としてかなりの頻度で持ち歩き業務を行う場合:
- 13インチフルスペック
- 2.13GHz
- 4GBメモリ
- 256GB SSD
- Mini DisplayPort - VGA アダプタ
ただし、サブマシン扱いか、パフォーマンス的には1-2年での買い替えが前提
個人用として使うなら
- 11インチロースペック
- 1.4GHz
- 4GBメモリ(CPUパワー不足を少しでも補うため)
- swapでの速度低下はないという事で結局2GBでもいけるようです
- 64GB SSD
- bootcamp使うつもりなら128GBのほうがいいです
別にハイパワーなメインマシンを持っていて、快適な文字入力や完全なネット対応くらいまでが必要なユーザー
もしくは今までWindowsのネットブックを使っていたけれど、iPhone/iPadの導入をきっかけにスタイリッシュなMacにも興味を持った(Bootcampもあるし)という初心者ユーザー
あなたがこんなユーザーであれば、MacBook Airで快適な生活を過ごせることは保証できます。
全体のバランスを見た場合上記の個人向けセレクションがほぼ初代のAirと同じ位の性能ではないかと思われるので、明確にサブマシンと位置づけ、そろそろ2年使って償却もすんだから代替するかなーといういまだに初代を持っているユーザーさんであれば7万出して入れ替えというのもありかなとは思います。
すぐにレビューが出揃うと思うので、それを見てから判断しようかと思います。
やっぱりiPadだと出来ないことが見えてきてAirに買い換えるユーザーさんも結構いらっしゃいそうな気がするので、iPadの下取りはそれはそれで考えたいと思ってます。自分が使うであろう時間に見合う値段なら欲しいんです。
MBP17は今のところ不満もありませんが、本体買い替えはしないでOptBay使ってSSD+HDDの2ドライブ構成&DVD外付け化をそのうちやりたいと思ってます。
…要は今回のAirってMacとしてのデザインや機能を満たしたネットブックですよね。まあ、他社をこき下ろしておいてしばらく後に(サービスとの組み合わせや品質、ユーザー満足度など)ちょっと良くなったのを出すジョブスのいつもの手かなと
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